700形は1972年11月に登場した通勤形電車である。2代目600形の最終増備車である631-681と同時に登場したが、後の5000形に反映される4両編成の試作車的意味合いが強く本形式は4両1編成のみにとどまっている。
600形との相違点
600形は2両編成に対し本形式は4両編成である。
600形は1M方式に対し、本形式は2両ユニットの2M2T方式である。
600形は1C4Mだが、本形式は1C8M方式を採用している。これは後の2000形と5000形にも採用された。
パンタグラフは西鉄で初めて下枠交差式が採用された。
600形との共通点
3扉ロングシート。
抵抗制御。
運用
600形と共通で普通から特急まで幅広く運用された。しかし7000形の増備で600形共々予備車となり、定期運用は失われていった。その後、3000形の増備で2006年5月8日に引退した。